本記事のキャプチャ画像は2019年6月8日時点のものです。
わたしは2018年12月にXPChain(XPC)がリリースされて以降、XPC-qtウォレットで約30日間隔で鋳造しています。
報酬額が時間とともに単調増加しないため、30日間隔で手動でロックを解除して鋳造しているということになります。
XPC-qtウォレットのステーキング報酬設定で鋳造時の報酬額を分配することができますが、報酬先に自身のXPC-qtウォレットを指定していると、トランザクションの塊が分かれてしまうことになります。
どうにかして「トランザクションの小さな塊をまとめることができないかな」と思っていました。今回、そのやり方が分かったため、やってみることにしました。
・XPC-qtウォレットで鋳造している人
・XPC-qtウォレットでステーキング報酬設定をしている人
・XPC-qtウォレットのトランザクションをまとめたい人
XPC-qtウォレットのトランザクションが多い
ステーキング報酬設定で自身のXPC-qtウォレットへ分配する設定にしていると、トランザクションの小さな塊が増え続けてしまいます。
つまり、鋳造回数が増えれば、それだけトランザクションの小さな塊が増え続けるというわけです。
PoSの特性上、トランザクションの塊をまとめておかないと、鋳造が成功する確率はぐーんと下がってしまいます。
また、トランザクションの塊が多くなりすぎると、パソコンのメモリ領域を使い重くなってしまいますよね。

②トランザクションの塊が増えすぎると、パソコン処理が重くなる。
ただ、トランザクションの塊を分けるメリットもあって、鋳造に失敗したときのリスクを分散させるという点が挙げられます。
そのため、わたしはトランザクションの大きな塊を10個くらいに分けて鋳造することにしています。

わたしのXPC-qtウォレットを見てもらったら分かりますが、90日経っても、鋳造に成功していないトランザクションの塊を確認することできます。
トランザクションの小さな塊を持っていると、こういうことになるわけです。
トランザクションの塊をまとめる方法
では、トランザクションの塊をまとめて行きましょう。
XPC-qtウォレットの設定変更
まず、XPC-qtウォレットの設定変更をする必要があります。
メニューバーから「設定」→「オプション」→「ウォレット」タブを選択します。
すると、上級者向け機能で「コインコントロール機能を有効化する」のチェックボックスがOFF(デフォルト設定はOFF)になっていることを確認できます。
この「コインコントロール機能を有効化する」のチェックボックスをONにします。
XP-qtウォレットの設定変更はこれだけでオッケーです。
トランザクションの塊を1つにまとめる
コインコントロール機能を有効化したら、メニューバーから「送金」を選択します。
有効化後には「コインコントロール機能」が追加されてます。この機能を使ってトランザクションの塊を1つにまとめていきます。
まず、「インプット」ボタンを押して、まとめたいトランザクションにチェックしていきます。
チェックした後、1つにまとめたときのXPC金額が表示されていることを確認できます。
そして、XPC-qtウォレット自身のアドレスを「送金先アドレス」として入力します。
なお、送金先アドレスは入力ミスをしないように必ずコピーして貼り付けしましょう。
また、送金額(手数料差引後金額)も同様に入力ミスをしないようにコピーして貼り付けすることをオススメします。
総金額(手数料差引後金額)を貼り付けたら、「送金」ボタンを押します。
すると、送金前の最終確認内容が表示されます。
必ず、送金先が自身のXPC-qtウォレットのアドレスになっていることをチェックしましょう。間違っていたら、セルフGOXしてしまうことになります。

送金後の確認
送金後のトランザクション状態を見てみると、トランザクションの小さい塊が1つにまとまっていました。
ただし、鋳造し始めてからの日数はリセットされてしまうため、まとめるタイミングは気をつける必要ありです。
トランザクション1つにまとめる手順で押さえておくポイントは以下の通りです。
②まとめたいトランザクションを選択
③送金先アドレスを選択、金額を指定
④送金
※トランザクションをまとめると鋳造日数がリセットされてしまうため、注意
