本記事のキャプチャ画像は2019年1月3日時点のものです。
先日、WordPressのメジャーバージョンアップがあり、「5.0.0」がリリースされましたが、プロガーのみなさんはバージョンしましたか?
5.0.0バージョンから「Gutenberg」というブロックエディタ方式の編集機能が採用されてます。今までと使い勝手が変わり、慣れるのに時間がかかりそうですね。
わたしはこのブログ記事を書いている時点ではメジャーバージョンアップをしておらず、「4.9.9」のままです。
ん?「なぜメジャーバージョンアップしないのか?」って?その理由について今回まとめておこうと思います。
記載内容は、1個人が思っていることであり、人によっては捉え方は異なると思います。そこを踏まえた上で以下をお読みください。
・ブログにWordPressを使っている人
・WordPressをバージョンアップしようか迷ってる人
目次
バージョンアップとは?
かんたんにバージョンアップについてまとめておきます。
バージョンアップには以下の種類があります。
- マイナーバージョンアップ
- メジャーバージョンアップ
マイナーバージョンアップ
「マイナーバージョンアップ」は1.0.0→1.0.1のバージョンアップや1.0.X→1.1.0のバージョンアップを意味します。

- 1.0.0→1.0.1のバージョンアップは主にバグ修正やソフトウェアの脆弱性対応したりしてリリースされる場合が多いです。
- 一方、1.0.X→1.1.0のバージョンアップは既存のソフトウェア機能をベースにして補足的な機能を追加してリリースされる場合が多いです。
そのため、わたしはマイナーバージョンアップであれば、特に考えることなくバージョンアップをします。
以下のようなプラグインバージョンアップのお知らせがあれば、すぐにバージョンアップします。
今まで、マイナーバージョンアップをしてクリティカルな動作不具合にあったことはありません。
また、WordPressは世界的にサイト作成するのに使われているツールのため、悪意を持った人の攻撃対象になりがちです。そして、WordPressの脆弱性情報は日々出ており、その大半が「プラグイン」のものです。
そのため、プラグインのマイナーバージョンアップは自身でこまめに実施しておくことをオススメします。
メジャーバージョンアップ
一方で「メジャーバージョンアップ」は1.X.X→2.0.0のバージョンアップを意味します。

メジャーバージョンアップの場合、根本の機能や仕組みがガラッと変わったり、データベースにおいてテーブルやカラムが変更され、データの持ち方が変わったりします。
そのため、今まで使えてた機能が使えなくなったり、データベースの移行が必要になったりするため、注意が必要です。
メジャーバージョンアップのメリット/デメリット
この「メジャーバージョンアップ」にはメリット/デメリットがあるため、みていきます。
メジャーバージョンアップのメリット
まず、メジャーバージョンアップの「メリット」ですが、
- 新機能に触れることができる
これに尽きるでしょう。
いち早く、「新機能」を使ってみて、自分がやりたいことを試すことができます。
そのため、サービス提供している環境とは別環境でメジャーバージョンアップして検証するのが良いでしょうね。
メジャーバージョンアップのデメリット
一方、メジャーバージョンアップの「デメリット」ですが、
- WordPressのテーマやプラグインに対応しておらず、サイトレイアウトが崩れたり、プラグインが動作しない。
- 不具合が残っていて、動作が安定しない。
- 脆弱性が潜在している場合がある。
などがあります。
色々とテストをしてリリースされますが、ガラッと仕組みや機能が変わると、動作が安定しないことが多いです。
また、WordPress側の標準プラグインやテーマはメジャーバージョンアップに合わせて対応されますが、他の企業さんや有志の人が作成したプラグインやテーマはすぐに対応されません。
サイトの安定性を考えるのなら、メジャーバージョンアップ直後にバージョンアップするのはオススメしません。
メジャーバージョンアップにはどう対応すべき?
上記の通り、メリットデメリットを見ると、デメリットが多く感じます。
そのため、サイトの安定性を考えるのなら、
「しばらくはメジャーバージョンアップせずに様子見」
でしょう。
ブログ記事を書いている時点では「5.0.0→5.0.1→5.0.2」までマイナーバージョンアップして改修されてきています。いろんな人がメジャーバージョンアップ後のWordPressを使って出てきた不具合に対応しているのでしょう。
石橋を叩いて渡りたい人は自身のサイトで使っている「テーマ」や「プラグイン」の動作について、検索エンジンやTwitterで調べることをオススメします。問題なく動作すると確認できれば、メジャーバージョンアップしようと思えますしね。
