本記事のキャプチャ画像は2019年9月4日時点のものです。
ここ最近、ディープラーニングに興味を持ち始めて勉強し始めてます。
管理職になってからというものの仕事で手を動かす機会はほとんど無く、大抵はExcelやPowerPointで資料作ったり、数字遊びする毎日です。そんな仕事をするために頑張ってきたんじゃない。。。
個人的にはエンジニアである限り、手を動かして技術は学んでおきたいと思っているため、ツマラナイ数字遊びとは別に旬なディープラーニングに手を出し始めたというわけです。

ディープラーニングを勉強し始めてすぐに直面したこととして、多くの数式が登場する ということです。そして、高校〜大学レベルの「微分」「偏微分」「線形代数」の知識が必要なため、早くも心が折れそうになってます。
勉強して思うこととして、定期的にアウトプットしていかないと自分の理解度が分からないですよね。そのため、勉強したことをメモとして残したいと思ってます。「ブログ」ってまさにもってこいのツールじゃありませんか。
多くの数式をブログにメモとして残せないかなぁと思って調べて見ると「MathJax-LaTeX」というプラグインを使うと簡単に数式表現できるようで、早速インストールして使ってみました。
・Wordpressの記事内で数式を表現したいと思っている人
・「MathJax-LaTeX」プラグインって何?という人
目次
LaTexの書式を使って数式を表現
「MathJax-LaTeX」プラグインはどうやって数式を表現しているかというと、「Latex」という文書作成システムで使われる書式を使って表現しています。
LATEX(ラテック、ラテフ)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。電子組版ソフトウェア TEX にマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体の TEX に比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。\LaTeX と表記できない場合は“LaTeX”と表記する。
参照URL:LATEX
Wikipedia
LaTexは大学時代のレポート作成で良く使っていました。数式の書き方が決まっているため、プログラミングしているような気分だったのを思い出します。
普通に一次関数を表現すると「f(x)=ax+b」ってなりますが、「MathJax-LaTeX」プラグインを使うと、「\(f(x)=ax+b\)」のように表現できるようになります。

MathJax-LaTeXプラグインのインストール
早速、「MathJax-LaTeX」プラグインをインストールしていきます。
インストールは簡単。Wordpress管理画面からプラグイン名を「MathJax-LaTeX」と入力して検索すると出てくるので、インストールボタンをポチッと押すだけです。
インストールプラグイン一覧からデフォルト設定内容を確認できます。
デフォルト設定から特に変更する必要はないでしょう。
MathJax-LaTeXをインストールするものの上手く動作しない!?
さて、準備できたので早速使ってみようと思った矢先、わたしのWordpress環境下ではプラグインを入れて、有効化しているにも関わらず、なぜかプラグインが上手く動作しないという状態になりました。
いろんなサイトを見て使い方を確認してみても、
- 「mathjax」のショートコードを記載する
- 「latex」のタグで挟んであげる
- 「$」を2つ並べて挟んであげる
と書かれており、その通りに試してもダメでした。
そこで「MathJax-LaTeX」プラグインの設定から「Force Load」項目を有効化して、強制読込するようにしたら、数式が表示されるようになりました。
個人的に数式表現しないページでも不要なプラグインが読み込まれてしまうため、避けたいところ。でも、そもそもやりたいことができないため、仕方ありません。
他にもいろんなWordpressプラグインを使っているため、競合して上手く動かないのかもしれません。とりあえず、「MathJax-LaTeX」プラグインが動いているので、良しとしましょう。
MathJax-LaTeXプラグインの使い方
「MathJax-LaTeX」プラグインの使い方ですが、2種類あります。
- 「latex」のタグで挟んであげる
- 「$」を2つ並べて挟んであげる
「latex」のタグを使う場合
「latex」のタグを使う場合は以下のように記載します。
1 2 3 | 数式は[latex]f(x)=ax+b[/latex]です。 #↑ #latexタグで表現したい数式を囲ってあげます |
実際の表示は以下のようになり、文章内に数式を表示できる点がポイントですね。
「$」を並べて囲う場合
「$」を並べて囲う場合は以下のように記載します。
1 2 3 | 数式は$$f(x)=ax+b$$です。 #↑ #「$$」で表現したい数式を囲ってあげます |
実際の表示は以下のようになり、latexタグで囲ったときと違い改行されるため、文章内に数式を表示できない点がポイントです。

実際にMathJax-LaTeXプラグインを使って試してみた
試しにディープラーニングで使う少し複雑な数式「ベクトル」「行列」「総和」「シグモイド関数」を表現してみました。
$$\vec{x} = (x_1, x_2, \cdots, x_n)$$
【行列】
$$A = \left(
\begin{array}{ccc}
x_{11} & x_{12} & x_{13} \\
x_{21} & x_{22} & x_{23} \\
x_{31} & x_{32} & x_{33}
\end{array}
\right)\\
$$
【総和】
$$\sum_{k=1}^{n} k = 1 + 2 + 3 + \cdots + n = \frac{n(n+1)}{2} \\$$
【シグモイド関数】
$$f(x) = \frac{1}{1+e^{-x}}\\$$
こんな感じで数式を表現できてます。
「MathJax-LaTeX」プラグインはディープラーニングを勉強する上でお世話になりそうなプラグインです。